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SSDってご存知ですか?HDD(ハードディスク)と同じようなもので、容量が少なくて高価ではありますが、データ通信速度が非常に速いことが特徴です。パソコンの高速化を考える際は、CPUとメモリの次に重要な項目となります。このSSDの相場が約1年かけて暴落しているのです。
発端はおそらく昨年のタイ洪水にあると思います。タイの洪水の際、HDD生産工場の多くが水没したため、HDD相場が倍以上まで高騰しました。その影響が年明けまで響き、HDD相場は高止まりをしていたのです。
ところが、従来までHDDの影で「値段が高い」として高嶺の花であったSSDが相場を下げ続け、現在ではWindows7をインストールするのに充分な128GBの商品が1万円をはるかに下回る価格まで暴落しています。この調子で相場が下がれば、1年後の新品PCはOSの起動ドライブとしてSSD採用が一般的な時代となってしまいます。
ちなみに、HDDと比べてSSDがどれほど速いか。わかりやすく数字で示しましょう。数字はおおざっぱですが、決して誇張していません。
2003年ノート用HDD→40MB/s
2007年ノート用HDD→60MB/s
2010年ノート用HDD→70MB/s
2010年SSD→150MB/s
2012年SSD→250MB/s
実際は細かい性能差があるのですが、単純なデータ通信速度だけではなく、「容量の小さなファイルを多数読み込む場合の速度」などは数十倍(例えば0.3MB/s→20MB/s)になります。
これだけSSDが暴落したとなると、店で販売している新品系パソコンをSSDに乗せ変えていくほうが良いかもしれません。実際の体感速度としては、「Core i7、8GBメモリ、1TB_HDD搭載PC」よりも「Core i3、4GBメモリ、128GB_SSD搭載PC」のほうがだいぶ速いものなのです。パソコンの専門家の意見として責任を持ってアドバイスさせていただくと、パソコンの体感速度をもっと上げたいという方は「SSDを搭載したパソコンを選ぶこと」を推奨…いや、むしろ必須だと考えます。